ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

教室だより 2011年春

 2月21日から発表会のプログラムと一緒に生徒さんにお渡ししています。
 今回は主に発表会関係の連絡と発表会後のスケジュールですが、今年は初めて発表会を迎える人が多いので、衣装や靴の準備について書いてみました。

 私自身 初めてドレスを買ってもらったときのことは今でもはっきり覚えています。女の子なら誰でもそうだと思いますが、童話の中のお姫様になった気分でいつまでも着ていたかったですね。
 しかし その恰好でピアノに向かってみるとうまくいかないわけです。特にスカートを広げるパニエ(ペチコート)はゴワゴワですわりにくく、初めは全くピアノに集中できませんでした。(服が気になり過ぎたのかも…)

 そんな自分の経験から 初めて発表会に出演する生徒さん(主に小さい人達)には必ず舞台で着る服を1回は着て練習するようにお勧めしています。
 今週に入って衣装や靴を持ってレッスンに来る人が増えました。やっぱり最初は「座りにくい」とか「何となくいつもの服と違う」と思うようです。でもレッスンの間ずっと着ていると、次第に皆 慣れてくるようです。

 また 初めてペダルを使う人は随分前から靴を持ってレッスンに来ています。いつもの靴下だけの状態とは足の裏の感覚が随分違うと感じるようです。
 
 ピアノの演奏の準備も大切ですが、服や靴のほんのちょっとのことが緊張している舞台上ではハプニングとなってしまうこともあるので、この時期になると注意してみています。

 私も今日 第3部のときに着るドレスを着て練習してみました。今年着るドレスは何と30代の初めに作ったものなので、体型が変わってキツくなっていて弾きづらかったら大変です。

 うん…まあ…ドレスの方は大丈夫みたい…

 「教室だより 2011年春の号」はこちらから
 http://www17.plala.or.jp/nakazoey/otayori2011haru.html