ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

シベリアから  2

 シベリア鉄道に乗って4日目の朝を迎えました。今 列車はウラン ウデを出発したところです。今日の夕方には目的地 イルクーツクに着きます。

 快適なベッドでぐっすり休めているため、疲れはほとんどなく、とても元気です。このままモスクワまで乗って行ってもいいなー…お風呂には入りたいんですけどね…(トイレは床に水を流せるようになっていて、タオルかけもあります。シャワーはないけれど、ここで体を洗っている人がいます)

 ロシアに行った人の間で必ず話題になるトイレのすさまじさ…今回も充分覚悟して行ったのですが、乗ってみたら以外にも綺麗…ペーパータオルや便座シートもあり、いやー文明開花だと思ったのですが、夕べ思わぬ落とし穴が待っていました…
 各車輌に2つずつあるトイレの片方の鍵が故障…中から開かなくなってトイレから出られなくなるハメに…結局 20分ばかり格闘した末何とか自分で出られましたが、やっぱりロシアのトイレ 恐るべし…です…
しかし さすがに急すれば通ず、のロシア人、我が13号車の住人の中のエンジニアらしきオジサンが、車掌さんがいない間にドアをガチャガチャさせていたかと思うと、私に「半分だけ鍵をかけなさい」と教えてくれました。やれやれ…

 ロシアの車掌さんは女性が多いと聞いていましたが、意外にも我が13号車の担当の人はオジサン…この人がホントにいい人で、この車輌唯一の外国人である私達を何かと気遣ってくれて、とても心強いことでした。
時々お菓子を売りに来るのでたくさん買ってしまいました…

 車掌さんの他にも何人か顔なじみの話し相手ができ、とても楽しい時間を過ごしています。(ロシア語は今までの中で一番楽です。頑張って勉強してきてよかったデス)