ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

2009年レッスン始動

 多くの方がこの日仕事始めだったと思いますが、うちの教室も5日から新年のレッスンが始まりました。(大晦日から発熱した私はまだちょっぴりバイキンマンですが…)
 今年も生徒の皆さんが楽しくピアノを弾いていけるように、私自身いろいろな方面からの研究を怠らず、充実したレッスンが展開できるようにしたいと思います。

 ピアノのレッスンを続けることがどんな年代の生徒さんにとっても「楽しいこと」でありたい、と常に思ってきました。
 しかし いつでも楽なことばかりでどんどん上達できるほど ピアノの世界は甘くないことも事実です。曲がだんだん難しくなって なかなかうまく弾けない箇所が出てきたり、地味な練習を続けなければならなかったり…

 私の子ども時代 両親は学年とともに分量が増える勉強を いつも「やらなければならないもの」というより「いかに楽しく興味を持てるようにするか」考えていてくれました。(このことについて私は両親にとても感謝しています)現在白石教室の図書室に残っているたくさんの本や図鑑や事典の類を買い与えてくれ、子どもだった私達は熱心に読みふけり、知らないうちに知識がついていて、そのことがとっても嬉しかったものです。

 ピアノのレッスンでも皆がそんなふうに感じられるようにしたい…
 難しいところを克服してその曲が弾けるようになる喜び…もちろん 上級になるに従って細かく分けて練習しなければならないことも増えます。
 ピアノのレッスンで皆があまり好きではない指の練習や練習曲も 憧れのあの曲が弾けるようになるために必要なんですね。
 「あの指の練習をやったから、ここの難しいところができるようになった」と思えれば、自分に更にテクニックがついたことをとても嬉しく思えるのではないでしょうか?

 生徒の皆さんがそう感じるためにはこちらの充分な説明が必要ですね。 

 今年は皆さんが(小さな生徒さんでも)きちんと納得できる説明を心がけたいと思っています。