ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

中3の生徒さん

 習い事を続けていく上で受験はやはり大きな壁になります。今の時期になると分刻みのスケジュールで勉強しなければならなくなりますので、どうしてもピアノの練習をする時間が取れず、続けられなくなる人も多いです。

 そんな中で今もレッスンを続けている中3の生徒さんがいます。

 彼女は中学校3年間バスケットの部活とピアノを両立させてきました。いつもとても忙しそうだったけど、毎年の合唱コンクールの伴奏なども多く、確実にレヴェルアップしていました。
 今は3月の自分の卒業式で弾く「大地讃頌」の練習をしています。中学校で伴奏を弾いたことのある方も多いと思いますが、この曲は右手で弾く和音の音の数が多くなかなかハイレヴェルです。
 毎週月曜日 彼女は塾が終わってからレッスンに来ます。今はとにかく時間との闘いなので、レッスンの時間中にできるだけ右手の和音の練習をたくさんするようにしています。

 東京から帰って来て疲れているときなど 彼女が黙々と頑張る姿を見るといつも私のほうが元気をもらっています。
 
 ノーミスで弾けるようになるまで もう一息…

 高校受験も もう目の前です。

 受験も演奏も成功して欲しいですね。