ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

怒涛のクリスマスイブ

 今週は日本のあちこちで大雪になり、特に本州の日本海側では災害級の大雪のところが数多くあったようです。札幌は交通がすべてダウンするほどではなかったのですが、かなりまとまった雪が降り、除雪に大変な思いをしました。

 今年はエネルギーの値段が昨年より大幅に高く、できるだけ灯油をバカ食いするロードヒーティングを使わないで手での除雪を心がけようと思っていたのですが、早くも腰に危険信号が…結局10日間で200リットル以上の灯油を消費することに…年内もう一度配達を頼まなければ、年末年始は心細いこととなってしまいました。

 

 昨夜、土曜日のレッスンと諸々の用事をすべて終えて23時過ぎ、自分で運転して帰宅の途につきました。大きな道路を通れば道はすべて開いていて、快適に運転して23時45分、家の近くの会館の前まで来ました。

 

 あともう少し…早く家に入ってお風呂に入りたい…

 

 深夜帰ってくる人ならば誰もが同じことを考えるでしょう。

 そう思いながら家への最後の路地を左折しようとしました。

 

 しかし…

 

 次の瞬間、車の前輪がザクザクの雪に埋まってしまいました。

 

 しまった…

 

 慌ててスコップを取り出して前輪のまわりの雪を取り除こうとしたのですが、雪が物凄く重く全くはかどりません。そこに前も後ろも見えないくらいの雪が降ってきました。前後のワイパーを総動員して雪を除けながら何度かトライしてみましたが、やはりこれより前には進めないようです。

 

 そうこうしているうちに日付が変わってしまいました…

 

 今日って…クリスマスイブ…

 

 嘆いていても始まらないので、路地の反対側から入ってみることにしました。

 

 車は1台もいなかったので、そろりそろりと100メートルほどバックし、1本上の路地に入って上から降りてくることにしました。上りよりは下りの方が入りやすいのではないか…

 

 しかし、こちらも厳しい…家までわずか30メートルなのに、そのわずかな距離が進めないのです…

 

 そこへ1台の軽自動車がやってきました。何といつもお仕事で帰りが遅いお隣の息子さん…彼も右往左往しているようです。

 さすがに向こうの方が運転の技術は上ですから、私よりも先に入り、私はその後ザクザクの道路を右に左にと揺れながらようやく車庫の前まで来ました。

 

 しかし…やっぱりダメ…雪が邪魔をして車庫に合わせてうまくバックできないのです…

 

 仕方なく車庫の前の重い雪を取り除きにかかりました。必死になって重い雪と格闘してどれくらいの時間がたったでしょうか…

 3回目でやっと入りました…時計を見ると0時35分…たった30メートルで1時間近くかかったのです。ここはいつも雪が降るとその日のうちにブルが来て、きれいに開けて行ってくれるのです。昨日は雪が多すぎて回らなかったのでしょう。

 

 結局寝たのは3時…今朝遅く起きて外を見てみると、ブルはまだ来ていませんでした。このまま明日になったら、バスで行った方が良いかも知れません。

 

 今夜のうちにブルが来てくれることを祈るのみです…