ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

本番直前のレッスン

 今の時期は教室で発表会の次に生徒さんの本番が多い時期かも知れません。ピティナコンペティションの予選やステップは毎年必ずこの時期にありますし、その他のいろいろなコンサートがあり、教室では今月は毎週末必ず誰かが本番に行っています。

 

 本番直前のレッスンでは、今までレッスンでやってきたことを当日発揮できるようにこちらも神経を使います。本番当日までに到底こなせないような過重な課題は避けなければなりませんが、ただの遠し練習だけのようになってしまうのも良くないですね。今まで私が習ってきた先生方のレッスンは皆、本番直前に気持ちがナーヴァスになっている私(特に若い頃は尋常ではないくらい緊張していました…)の気持ちを盛り上げて気持ちよく当日を迎えられるレッスンだったと思います。

 自分もそうありたいと願って日々のレッスンをしていますが、何をどうアドヴァイスしたら良いかは一人一人違いますので、なかなか難しいものがあります。本番まで残り少ない日々、一人一人にいろいろ考えて、できるだけのことをしていきたいといつも思っています。

 

 今回は出る予定がないけれど、コンクールやステップなどに来年は挑戦してみようかと考えている方、コンクールステップってどんなものなのだろうと興味を抱いている方はいつでもご相談下さい。現在は子供も大人も非常に多くのコンクールがあります。じっくり話を聞いて、その人に合うコンクール等を探し、受けるために必要な課題を探してレッスンを進めていきます。