ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

怒涛の2年ぶり東京行き

 3月の終わりから4月の初めにかけて師匠のパーヴェル・ネルセシアン氏が来日したため、東京に行っていました。

 東京に行くのは実に2年3ヶ月ぶり、コロナ禍が始まってから初めてです。それ以来自分の車ばかりで、一度も公共交通を使うことはありませんでした。

 どんなになっているだろうと少々ドキドキしながら新千歳空港に向かいました(ここまでは車です)。

 

 まん延防止措置が解除になったため、空港は親子連れで物凄い混雑…搭乗手続きや手荷物を預けるところはすべて非接触性の機械式になり、係員と顔を合わせなくても手続きができるようになっていました。慣れれば何でもないですが、初めは少しオタオタし、時間がかかりました。

 機内も羽田からの空港バスも凄く混んでいました。コロナ禍が始まったばかりの頃は飛行機も1席ずつ空けたりしていたようですが、いつまでもそんなことをしていたら経営が成り立たないのでしょう。隣の人の体臭がキツくて気分が悪くなりながらも、何とか定宿にたどり着きました。

 

 宿のチェックインもすべて機械式で、ここでも人と顔を合わせなくても手続きができるようになっています。スマホアプリの会員証のQRコードをかざすと、パッと予約画面が出て来て、隣にクレジットカードを差し込むところがあって会計終了、となって領収証と朝食券が出てきます。

 外国人観光客がたくさん来ていた頃に比べると値段もとても安くなっていて驚きました。一番高かったころの半額近かったのではないかと思います。その上アプリを入れていると1泊につき500円のキャッシュバックがあります。このホテルも一昨年の緊急事態宣言のときは休業していましたので、改めて経営が大変だったのだろうと思いました。

 夕ご飯を食べに階下のレストランに行ってみると、「テイクアウトできます」の文字が…

 これはラッキーだと思ってすぐにピザをオーダー。出来上がると部屋に電話をくれます。これがめちゃうま…旅の疲れも吹き飛びました。

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 翌日…大久しぶりの山手線の満員電車…皆がマスクをしているだけで、他のことは全くコロナ前と変わっていませんでした。他の人と身体が触れ合う空間も2年ぶりのことでしたが、これはもう慣れるしかありません。

 

 コロナ禍の東京はいつも通り回っていました。もうすべて自己責任ということなのでしょう。結局私が気をつけたことと言えば、レストランはできるだけ隣の人との間が広いところを選んで入ることと、できるだけテイクアウトを利用することくらいだったでしょうか。普段車移動ばかりだった私は一日中マスクをつけているのが非常に辛かったし、歩くのが多いので一昨年骨折した足の側の腰が痛くなりました。

 

 ラッキーだったのは桜が満開だったこと…今年は2回お花見ができます(写真撮り忘れました)…

 

 ワクチンの3回目は済ませて行きましたが、帰って来てから数日は熱が出てきたらどうしようかとヒヤヒヤしていました。これはかなり心臓に悪いですね…

 

 しかし、今まで何となくやる気がでなかったのだけど、この東京行きで強烈な喝が入った感じです。この勢いで新年度を乗り切っていきたいと思います。