ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

マイク

 コロナ禍でオンラインでレッスンをする必要に迫られ、この一年奮闘の結果、何とかピアノのオンラインレッスンの知識は一通り得ることができたようです。

 現在私がオンラインレッスンで使っているマイクは昨年4月、緊急事態宣言のときにネットであちこち探して買ったものでした。安価な中国製のものですが、あの頃は世の中のほとんどがオンラインになったため本当に品薄で、原価の倍以上の値段でやっと手に入れたものでした。

 

 師匠のパーヴェル(ネルセシアン)のレッスンをオンラインで受けるようになってもこのマイクを使っていたのですが、この間レッスンを受けたときに「和音の真ん中の音がよく聞こえない」と言われました。やはり、Zoomを通したレッスンだと細かいところがよく聞こえなくて、大変なことがあります。しかし、いつ終わるとも知れないコロナ禍の中で、今はオンラインしか彼のレッスンを受ける方法はないのです。

 

 もしかしてもっと値段の高いマイクを使った方が良いのだろうか…

 

 発表会後のお休みのときにネットでいろいろ調べてみました。一番参考になったのはピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のサイトからリンクされている「オンラインレッスンにおすすめのマイク」というページでした。

 そこのページに載っていたのは、自分が使っているマイクよりはるかに高いものでしたが、そんな法外な値段ではなく、ちょっと頑張れば手が届くくらいのものでした(マイクの値段は天井知らずだとよく言われます)。

 

 一つ買おう…

 

 何事も思い立ったら即行動という私は、早速ネット上でいろいろなマイクのレビューを読んだり、YouTubeで見たりしながら調べ始めました。

 音質聴き比べの動画はスマホのスピーカだとよくわからなくて、パーヴェルのレッスンが決まったときにロシア語が聞き取れなかったら大変だと思って大枚はたいて買った骨伝導のイヤホンをかけて聴き続けました。

 やはり、違うものなのですね…

 

 そして一週間後、ようやく決定…

 

 幸運にも私がよく使っている通販サイトでこの週末セールをやっていたので、今日注文しました。多分どこよりも安く買えたと思います。

 いつ届くのかはまだはっきりわかりませんが、どんな音がするかとても楽しみです。