ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

波乱の年末

 気がついたら今年の終わりの日が来ていました。

 実は…この12月は気持ちが折れそうになるほど辛い日々でした。

 

 まず…12月14日の晩にアクシデントがあって右手の小指をひどく打撲しました。骨が何でもなかったのは不幸中の幸いだったのですが、小指はパンパンに腫れあがり、とてもピアノが弾ける状態ではありません。

 師匠のパーヴェル(ネルセシアン)のオンラインレッスンが1月半ばに決まっていたので、そのときは3月の教室発表会で弾く曲を弾こうと思って準備をしていたのですが、それまで立てていた計画をすべて見直さなければならない事態になって、左手の曲(バッハ=ブラームス編曲、シャコンヌ)に変更して、準備を始めました。

 5年前に右手の靭帯を損傷したときほどひどくはなかったとはいえ、予想外の事態に私はひどく動転していました。

 

 それでも何とか今年のレッスンを終えて、年末年始のお休みへ…ところがお休みに入った途端、背中に激痛が走って動けなくなってしまったのです…背中の痛みは肩から頭にまで及び、とてもピアノに向かえる状態ではありません。

 

 考えた末、お休みの間ピアノから離れることに決め、パーヴェルにはレッスンの延期をお願いしました。

 

 その途端ドサッと気が緩み、今日大晦日は眠ってばかりいます…今年はあと6時間ほどだというのにお供え餅もお飾りもカレンダーも準備できていません…

 コロナ禍も長期化し、教室のコロナ対策でも常に緊張にさらされてきました(あらゆる業種の方が同じ思いでしょう)。ワクチンがやっと普及したと思ったら、今度はオミクロン株で、いつ果てるとも知れないコロナとの闘いに皆、疲弊しているのは同じだと思います。

 その疲れが一気に出てしまったのでしょう。

 

 新しい年、心機一転してレッスン開始日までに立ち直れるよう、しっかり休養します。

 

 来る年が皆様にとって希望の見える年になりますように…