ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシア語オンラインレッスン

 今月からオンラインでロシア語のレッスンを始めました。

 コロナ禍が続く中、ロシア行きも中止になったし、ロシア人と会う機会もなくなり、ロシア語を勉強しようという意欲もだんだんなくなっていきました。それでも何とかヒヤリング力を落とさないようにとロシアTVのニュースは毎朝見ていましたが、インプットはできてもアウトプットができない状態では、やはりどんどん落ちて行ってしまうのです。

 年末にパーヴェル(ネルセシアン)のレッスンをオンラインで受けることが決まって、さすがに焦りました。

 このままでは彼と話ができないのではないか…

 

 オンラインでは音声も聞き取りづらくなるので、この状態に慣れておく必要があると思って、オンラインレッスンを受け付けている教室を探しました。

 今まで習っていた先生にお願いすることも考えましたが、この際心機一転、新しい人間関係に飛び込んでみるのも良いと思い、いろいろ調べた結果、ロシア関係のSNSで知り合った方のところに体験レッスンを申し込みました。

 

 11月27日、体験レッスンの日。

 スカイプでの授業なので、大久しぶりにスカイプを開けました。先月、自宅のWi-Fiを増強したので快適につながります。

 この日のレッスンは、基本的なロシア語の本を丸ごと1冊、日本語の例文を次々と露訳する形で行われました。

 基本的な動詞の活用などで忘れているものもありましたが、乾いた土が水を吸い込むように私の頭は確実にロシア語を思い出していきました。

 一通り本が終わった後、今後の授業について提案がありました。初めに私が思い描いていたこととは少し違ったのですが、こういうやり方も面白いのではないかと思い、正式にお願いすることにしました。

 

 12月6日、第1回目の授業。

 ロシア語のニュース記事を読んでみようと言われ、リアノーヴァスチ(ロシアの新聞)の日本でのコロナ禍の状況について書いた記事を読みました。これはとても有難いものでした。今、人と話をするときは必ずコロナの話題が出ます。ニュースで聞いていてうろ覚えだった単語もしっかりおさらいできて、とても良かったです。私はどうしても実地が先で、聞いて覚えたものがとても多く、文法が弱いので、この際文法もきっちり復習することにしました。

 テキストはスカイプのチャット欄にリンクが送られて来るのですが、そのままPCの画面で読んでいると目が疲れるので(老眼も出て来ていますので…)、後でプリントアウトして、新しい単語や派生語は授業が終わったあとノートに書き写して覚えました。このあたりは昭和の時代に大学生活を送った人のやり方かも知れません…

 

 そして、レッスン料の支払いのために新しいスマホ決済を導入しました。これは海外にも送金できるので、これから必要だと思いました。設定はそれなりに大変だったので、初めて送金できたときはとてもホッとしました。これはうちの教室のオンラインの生徒さんにも使えそうです。この点についてはもう少し調べて、またご案内します。