ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

いろいろな舞曲たち

 今年の発表会の第3部の私の演奏は「いろいろな舞曲たち」と題して、数あるピアノ作品の中から4曲の舞曲の演奏をお届けいたします。これは昨年の発表会で演奏する予定だったのですが、コロナ禍が始まったばかりのときで、皆が少しでも早く帰れるようにした方が良いと考え、カットしました。今回、昨年のプログラムを一部変更して演奏いたします。

 

 曲目は(すでにお渡ししているプログラムには載せていませんので、当日会場入口に演奏曲目のチラシを置きます)、

 ショパンマズルカ 作品17-4

 ラフマニノフ:イタリアンポルカ(グリャズノフ編曲)

 ストラヴィンスキー:タンゴ

 チャイコフスキー:〇拍子のワルツ

です。

 マズルカポーランドポルカチェコ、タンゴはアルゼンチン、そしてワルツはオーストリアが発祥の地と言われています。いろいろな国の歴史とともに作られてきた舞曲はその国のお国柄が最もよくわかるものの一つと言えるでしょう。国によるリズムや雰囲気の違いを感じて頂ければ嬉しいです。

 当日、ワルツを弾く生徒さんが何人かいます。ワルツといえば大半の曲が3拍子なのですが、このチャイコフスキーの曲は3拍子でないワルツです。当日、拍子を当てて頂きますので、耳をよーくすませて聴いていて下さいね…

 

 実は今日師匠のパーヴェル(ネルセシアン)にオンラインでこのプログラムのレッスンを受けました。

彼のレッスンは昨年12月29日に続いて2回目です。このレッスン室と7500キロ離れたモスクワの彼の家がリアルタイムでつながるのは、未だに少し不思議な感じがします。舞曲はリズムが命…やはりリズム感についてどの曲も厳しく言われ、迷いが取れました。特にタンゴは彼のしなやかな演奏が先日YouTubeに上がったばかり…https://youtu.be/N5T43jcdrnc

 本番より今日の方が緊張していたのですが、大きな山を越えた感じがします。今はまだ終わったばかりでヘロヘロですが…

 

 私もあと一週間で言われたことをきちんと消化して演奏に臨みたいと思います。