ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

秋の 「サクラサク」

 うちの教室には 幼稚園や小学校の先生を目指して(採用試験にピアノが必要です)ピアノを習いに来ている生徒さんもいます。
 彼らにとっては 夏から秋頃が受験シーズン…学校の受験生より一足早くこちらもハラハラドキドキになります。

 そんな中 先日小学校の教員採用試験を受験した生徒さん(教育大学4年生)から吉報が舞い込みました。
 
 小学校教員の採用試験の音楽の課題は
    バイエルピアノ教則本 No.72以降から1曲自由選択して演奏 と
    小学校の音楽共通教材(各学年4曲ずつの24曲)から当日指定されたものを1曲 弾き歌い

 ピアノ初心者にとってはかなり厳しい内容で、しかも弾くだけでなく弾き歌いもあるので、ピアノを弾くことでギリギリでは歌えないし、声も出せなければなりません。
 彼は 昨年夏 全くの初心者で入会してきてから1年余、ピアノと同時に歌のレッスンも取り入れ、大変な努力をして何とか25曲を準備することができました。

 来年4月から彼はいよいよ「先生」として始動するそうです。現在 教育問題もいろいろ報道されていて、決して楽な道ではないと思いますが、持ち前の頑張りで乗り越えていって欲しいですね。

 来週は 幼稚園の採用試験に行く人がいます…彼に続いてくれたら嬉しいですね…