ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

耳鼻科コワイ

 10日程前からかかっていた鼻炎をこじらせてしまい、左の耳がふさがったようになってしまいました…レッスンのときもピアノの音の聞こえ方がおかしい…もしかしてこれって耳鼻科に行かなければならないの?

 ガーーーン!

 母によると子供の頃の私は病気らしい病気をしたことのない健康な子だったそうです。そんな私の唯一の泣き所が耳と鼻、幼稚園から小学校低学年にかけてよく風邪から中耳炎にかかり、耳鼻科にお世話になっていました。
 夜 強い耳の痛みを感じ、翌朝は病院へ…大抵中耳に水がたまっていて、局所麻酔で鼓膜を切開して水を出す、という治療だったと思います。この鼓膜の切開が強烈!鼓膜を切るわけですから、音がモノスゴイ、と同時に麻酔をしていても大変痛かったのを覚えています。(毎回ものすごく泣いていました…)

 子供時代の恐怖体験は大人になってからも消えず、耳鼻科に行くとビビッてしまってカチンカチンになってしまう…あまりのビビり方に毎回病院の先生に呆れられているのです。

 でも…覚悟を決めて実家近くの耳鼻科へ。仕事柄 耳はよく整えておかなければなりません。

 診察室の椅子に座ると…やっぱり何十年か前の恐怖がよみがえって…一つ処置をされるごとにビクッ…看護婦さんたちの失笑を買い、吸入を終えて待合室に戻るとグッタリ…痛い治療は何もなく、山のような薬をもらって帰ってきました…(そのあとのレッスンのつらかったこと…)

 一週間服薬し、耳はほぼ元に戻りました。でも鼻の方はもう少しなので、最近スポーツクラブで愛用している高気圧酸素カプセルにまだ行けません。とても体調が良かったので早く復帰したいんですけどね…