ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

車 その3

 新しい車が来て10日が過ぎました…
 運転にはかなり慣れてきました。あとは車庫入れとオーディオつきナビです。

 納車の日には不覚にも車を最後に降りるときに大粒の涙を流してしまいました。我が家で車を替えるときはいつも古い車にお花を飾って写真を撮り、そのお花を新しい車に飾ります。この日、自宅の車庫でひっそりと最後の旅を待つ古い車に近くの生協のお花屋さんで買ったミニブーケを飾って、出発しました。
 125631キロ、地球を3周する距離を共に過ごしたことになります。
 
 新しい車は今まで知らなかったさまざまな機能がついています。注文するときはあれこれ夢を描いてこれがあったら便利でいいよね、と言っていたのですが、車とともについてきた大量の説明書の山を見て絶句…
 とりあえず納車の翌日から車本体の説明書を少しずつ読み、運転装置の使い方を覚えていきました。基本的なものは前の車と同じですが、この車はキーレスエントリーシステムが付いていて、いちいちバッグからキーを出さなくても施錠やエンジンの始動ができるのです。しかし、キーがどこへ行ったかわからなくなるし、バッグにキーを入れたまま先に降ろしてしまうと警報が鳴るしで神経を使います。
 いつも入れている市街の駐車場に入れるときなどはモニター画面に慣れていないので、いちいち車から降りて確認しないと怖くてバックできません。混んでいるときなどは大変なお邪魔虫です。
 不器用な私は3日目でダウン寸前になってしまったのですが、何事も練習だと思い、まず前の車で行っていたところへどんどん行くことにしました。

 しかし、何といっても一番大変だったのが、iPhoneで聞いていたロシアのラジオを車のステレオで聞くことでした。車のステレオのBluetoothiPhoneを繋ぐのだけど、先週はあまりの煩雑さに時間切れで挫折、8月最後のオフである今日を逃したら今月一杯はできないと思い、車庫の中で格闘すること1時間半…ついに繋がりました。粘り勝ちです…
 これから少しずつこの車を運転することが楽しくなりそうです。