ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

南区文団協コンサート

 先週の日曜日(5月28日)、札幌市南区の文化団体協議会(通称、南区文団協)の総会でのコンサートに出演させて頂きました。
  この会は札幌市南区で芸術活動をする音楽、舞踊、書道、美術の方々の集まりです。この会に入れて頂くきっかけになったのは、昨年夏、バレエ教室で「南区に芸術ホールを」という運動で署名をしたのがきっかけでした。
 この運動に私は心から賛同して、仲間に入れて頂きました。

 うちの教室には藤野教室とみすまい幼稚園教室があります。ここに通って来る人達は全員が南区民で、石山、藤野、簾舞、遠くは定山渓の人もいます。札幌の区の中で一番広い南区は都心まで行くのが遠く(私の自宅から札幌駅までは17キロあり、冬場は1時間以上かかります)、特に子供たちにとっては気軽にコンサートなどに行くのが大変な状況です。3月に発表会を行った芸術の森は、本来は札幌交響楽団の練習場で、本格的なコンサートはあまり行われません。
 もし、南区にホールができればこの近くの子ども達ももっと気軽にコンサートなどに行くことができます。
 近年、どこの自治体も経済的には厳しい状況ですから簡単に実現するとは思えませんが、実現に向けてできることがあればやりたいと考えています。

 コンサートではラフマニノフ(リチャードソン編曲)の「ヴォカリーズ」を演奏しました。他の様々なジャンル(日本舞踊、Hiphopなど)の中で自分の世界をどう作って行くかが難しかったですね。しかし、舞台は練習してきたことしか出せませんので、自分の気持ちを見失わないように心掛けて弾きました。

 南区文団協の皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします。