ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

学校の伴奏

 教室の発表会を終えて、出演者は皆ほっとしたところですが、発表会が終わってもまだ緊張の日々が続いている人もいます。
 学校の卒業式や終業式で伴奏をする人たちです。弾く曲は校歌やその他の合唱曲の伴奏が多いです。少なくとも3ヶ月ほどかけてじっくりと仕上げて行く発表会と違い、学校の伴奏は大抵1か月以内、短いときは数週間で本番に持ち込まなければなりません。伴奏者に決まった人は大きな緊張を強いられるのですが、それだけに無事やりとげたときの達成感は皆大きいようです。

 今年は3人の生徒さんが卒業式、終業式の伴奏に決まりました。そのうち2人は同じクラスで、1人は先週の卒業式での伴奏を無事弾き終えました。明日の終業式で伴奏をするもう1人にプレッシャーがかかります。本来は金曜日のレッスンの人なのですが、急遽今日に変更して、明日弾く曲だけで1回レッスンしました。

 何とか大丈夫とというところまでこぎ着け、祈るような思いで送り出しました。速くなってしまわなければ大丈夫だと思うけど、何とか明日無事終えて欲しいと願っています。