ロシア語を始めて20年以上、何度もロシアに行くようになり、日々ロシア語に追われる生活を続けてきたのですが、今年は過去一低空飛行な年だったと思えます。
戦争は依然として終わる気配を見せず、ロシアを訪れることが難しくなっているからかも知れません。2018年にラフマニノフ博物館(タンボフ州イワノフカ)を訪れてからもう6年が過ぎてしまいました。
ロシアを訪れることが難しい状況が長引くにつれて、私はだんだんロシア関係の動画などを見るのが辛くなって避けるようになりました。ロシアに暮らす人のSNSなどもフォローを解除しました。シベリア鉄道のビデオなども棚の奥にしまったままです。
今はどうすることもできないことはわかっていても、やっぱりあの風景に会いたいという気持ちを抑えているからなのでしょう。
師匠のパーヴェル(ネルセシアン)のレッスンは彼が日本に来たときは欠かさず受けていましたが、そのときだけはロシア語を必死で勉強しても後が続かないという状態になっていました。
それに7月に大きく体調を崩したことが追い打ちをかけました。どんなに頑張ろうと思っても勉強する気が全く起きなくなってしまったのです。
8月にパーヴェルのレッスンを受けたときは、まだ身体が完全に回復していませんでした。レッスンは素晴らしいものになりましたが、ロシア語の方は散々で、多分彼はユミコはどうしてこんなにロシア語が下手になったのかと思ったことでしょう(体調を崩したことは内緒にしていました)。
その後、コンサートが非常に忙しかったこともあってずっと低空飛行が続いていたのですが、ここにきてロシア語への気持ちを猛烈に奮い立たせなければならない事態が起こりました。詳細についてはまだ公開できませんが、今までで一番責任の重いことになりそうです。
やる気が出ないなどと言っている場合ではなくなりました。とにかく何とかしなければなりません。
来年の目標はまずロシア語力を立て直すこと、発表会(3月8日)が終わったら、集中してロシア語のレッスンに通おうと考えています。
語学で一番大切なのはやめないことだとわかっていても、長年続けているといろいろなことがあります。それでもめげずに続けていくことが必要なのでしょう。
とにかく頑張ります。