ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

緊張…

 明後日25日 在札幌ロシア連邦総領事館にて演奏します。
 プログラムは
  ラフマニノフ(クルサノフ編曲) 歌うな、美しい人よ
  チャイコフスキー「四季」より 白夜、舟歌トロイカ
  ワーグナー(リスト編曲)「トリスタンとイゾルデ」より イゾルデの愛の死 
です。
 
 この日 私がロシア語を習いに行っているところの総会があり、総会後の懇親会で演奏することになったのです。懇親会を総領事館で開催することが決まったとき、サープリン総領事が私を指名して下さったそうです。しかも会の中ではなく、始まる前にきちんとしたコンサート形式での演奏です。

 総領事は99年に札幌に赴任したときから私の演奏会に欠かさず足を運んでくれていました。
 札幌コンサートホールKITARAの機関紙のインタビューに登場したこともある総領事は大のクラシック音楽ファン…モスクワで最高レヴェルのコンサートをたくさん聴き、札幌でも時間があればKITARAのコンサートに出かける方です。心から有難い思いでこのお話を受けさせて頂きました。

 しかし…緊張もハンパではない…

 今月は東京にレッスンには行かない予定だったのですが、やはり怖くなって先週末 父のマイルを貰って東京へ…25日当日は教室は休講なので、この日は何と4時半近くまで白石教室でレッスンをしたあと大急ぎで千歳まで車を飛ばして6時の便に滑りこみました。(いやースリリングだった…)
 レッスンでは特にチャイコフスキーに詰めが甘いところがたくさん見つかりました。やはり行って良かったですね。レッスンのあと最終便で札幌に戻ってきました。

 しかし 無理なスケジュールで東京に行った上、レッスンで心身共に限界まで弾かされたので、終わったあとはフラフラ…札幌に戻ってからも非常に調子が悪く、ついに昨日レッスンのあとにダウン…
 この日行くはずだったトレーニングも休み、実家でゆっくりして母にレーザー(医師である父のところに器械があります。身体を酷使したあとはこれが良く効くのです)をかけてもらったら少し元気になりました。

 ここまで緊張するのは復帰してから初めてなのだけど、あと2日、何とか頑張って自分を良い状態に持って行きたいと思っています。