ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

外国人力士の日本語力

 皆さん 素晴らしいですよね…来日して3,4年でテレビのインタビューをすらすらこなす人もいて、日々ロシア語と格闘している私はもうひたすら尊敬してしまいます…
 モンゴル出身の両横綱、私が応援している日馬富士琴欧洲などは日本人が話しているのかと思えるほど流暢ですよね。私は ロシアで「国立ロシアバレエ団」の番組でちょこっとインタビューに出たことがありましたが、ロシア語でのインタビューはとても緊張しました。(今もこのときのビデオは家にありますが、恥ずかしくて見られない…)以来 彼らを見ると「偉いなあ」と思ってしまうわけです。
 
 言葉は日々たゆまぬ努力が必要なものです。厳しい相撲の稽古の上に 慣れない異国の習慣と向き合い、その上日本語の勉強ですから、本当に本当に大変な思いをして頑張っているのだと思います。

 先日終わった夏場所では日馬富士が優勝して大喜びだったのですが、優勝インタビューのときにさすがの日馬富士も「ちょっとアナウンサーの日本語が聞き取れていないのかな…」と思った場面がありました。本割り、決定戦と二番相撲をとって精も根も尽き果てたのでしょうね。そんなときに母国語でない言葉を聞き取るのはとても難しい…「もう少しゆっくり話してあげれば良いのに…」と思って見ていました。