今日まで教室は発表会の後のお休みです。
今年は東京へ行くこともないので、家でゆっくり過ごしています。
木曜日は自宅でソプラノ歌手、小野友葵子氏のバースデーライブを観ました。
昨年、コロナ禍でインターネットによるライブ配信がクラシック音楽界にも急速に広まりました。私が骨折のリハビリをしている間に、クラシックのコンサートのあり方や宣伝の仕方は大きく変わっていました。
コンサートは少しずつ行われるようになっても、まだまだ人の集まるところには行きたくないという人も多いし、やはりこれからはインターネットを使用した配信を取り入れて行くことは必要だと思いました。
ライブ配信を始めてみたいと思っても、全く観たことがなかったので、まず、まわりの音楽家の方がどんな感じでライブ配信をしているのか観てみようとと思いました。
彼女とは確か私がボストンを行っていたときにSNSを通じて知り合ったと記憶しています。
大相撲の錦戸部屋の女将をつとめながらイタリア語を勉強してイタリアに勉強にも行っているパワフルな方、何度かコンサートのお誘いを頂いていたのに今まで聴きに行くことができませんでした。今回このライブ配信の日がお休みに当たったので、聴いてみたいと思って申し込みました。
開演時間の10分前にタブレットをテレビに繋いで大きく映るようにしました。
プログラムは日本、イタリア、ドイツ、フランスの歌曲、オペラアリア、そして日本のポピュラーな曲も何曲か含まれていて、クラシック音楽を全く知らない人でも楽しめるものになっていたと思います。私が特に良かったと思ったのは、後半のオペラ「海賊」のアリアとさだまさしの「道化師のソネット」、やはりイタリアオペラは言葉が充分身についていて、それだけに迫力がありました。
もう一つ私が楽しみにしていたのは、休憩時間中の夫君、錦戸親方(元水戸泉)のインタビュー、大学院にいた頃、私は毎月雑誌を買うほど大相撲にハマっていました。当時一番応援していたのは千代の富士だったのだけど、実は水戸泉も大好きで、初優勝したときは毎日テレビにくぎ付けで応援していました(スマホなどはなかったので、ひたすらテレビの時代でした…)。
こちらもとても楽しかった…親方の小野氏評で印象に残ったのは「喜怒哀楽が激しい」というところ。やはりイタリアに何度も行っていると、どうしてもその国の人に似てくるのでしょう(私も雰囲気がロシア人のようだと言われたことがあります)…
初めてこのような形でコンサートを聴いたのですが、とても楽しめました。生配信のその日に都合が悪くても、見逃し配信があるので週末にまとめて聴いたりできるのも便利ですよね。コロナ禍はまだまだ続きそうなので、今後はいろいろな生配信のコンサートやオペラやバレエを観てみたいと思いました。
来月は大学院の後輩のライブ配信コンサートを聴く予定です。