ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

 皆様にご心配頂いた左足の骨折は順調に回復し、先月中旬に骨は完全についたということでレントゲン検査が終わりました。あとはリハビリ(マッサージと歩行訓練)のみです。ピアノの左ペダルも少しずつ踏めるようになってきました。

 4週間ギブスをすると、その後足の機能を元に戻すのに4ケ月くらいかかるということを聞いたときは、そのあまりの時間の長さに茫然としました。ギブスが取れたのは6月15日でしたので、10月中旬までかかることになります。しかし焦ってもどうしようもないので、ここからが本番と覚悟を決めてリハビリに通い、言われたことを家でもきっちりやってきました。

 そして、秋を迎えて少し涼しくなった今、私にはとても気になっていることがありました。

 

 ギブスを取ったとき、怪我をした左足はむくんで右足より二回りくらい大きくなっていました。リハビリによって少しずつむくみが取れて細くなってきていたのですが、まだ今まで履いていた靴が入らず、この夏はリハビリ用のサンダル(マジックテープで甲の高さを調節できるもの)で過ごしてしまいました(このためこの夏はスカートも短いパンツも履けなかった…)。しかし、今月末になれば北海道は少し火が欲しいような気温になってきます(今日はこんなに暑いのに…)。

 

 そろそろ靴が履きたい…

 自分の持っている靴で少し大きめのものはあと少しなのですが、まだ履けるところまではいきません。

 考えた末、マジックテープや紐で足幅を調節できる靴を探してみようと思い、札幌市内のホームセンターの中にあるリハビリ用品の店に行ってみました。

 

 いろいろな靴が揃っていました。ほとんどのものが足の甲のところが大きく開くようになっていて履くときに痛くないようにできています。手が麻痺している人のためにマジックテープがつかみやすくなっているもの、片足のみやサイズ違いでの販売もあり、こんなにいろいろと怪我や病気の人に配慮した靴があるとは知りませんでした。

 測って頂くと、今の左足は25.5センチの3Eサイズということでした。リハビリ用の靴は幅が広めなのが多いので左足に合うものは割と簡単に見つかりました。

 しかし、傷めていない右足はBサイズ…マジックテープで足幅をギリギリまで細くしてもまだブカブカ…リハビリを続けて左足もやがて元に戻ることを考えると、かなりいいお値段のこの靴を買ってもやがて履かなくなってしまうだろうと思い、結局決めることができませんでした。

 

 もう少しリハビリを頑張って自分の手持ちの靴が履けるのを待つ予定です。でも待っているとそのまま冬靴に突入してしまいそうですが…