ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

2024発表会に向けて1

 いよいよ今週から発表会(2024年3月17日)のお知らせのお手紙の配布が始まりました。特に初めて発表会に出る人はお手紙を受け取ると本当に嬉しそうで、学校や幼稚園でもお友達同士で話題になっているようです。

 

 中学生以上の人の曲はもうほとんど決定し(中には大きな曲に夏から取り組んでいる人もいます)、現在は小学生の人の選曲が中心になっています。一人一人にとっておきの曲が見つかるよう、こちらは山のような楽譜を持って移動しています。最近はネットでのダウンロード販売の曲も多く出ていますので、iPadも絶対忘れられません。

 私もそうですが、皆、曲を選んでいるときが一番楽しいときのようです。いざ曲が決まって練習が始まると現実が降ってきて苦しいことばかりでも、このときは「あの曲ひいてみたい」とわくわくした気持ちになっています。そして憧れの曲が弾けることに決まった人は「やった!」という気持ちですよね。皆、練習が始まって壁にぶつかっても、このときの気持ちを忘れないでいたいものです。

 

 今回も何人か初舞台の人がいます。前回の発表会を聴きに来ていた人は会場の雰囲気等が少しわかっていると思いますが、前回の発表会終了後に入会された方の中には発表会自体を全く見たことがない方もいると思われます。練習のことはもちろん、衣装や当日どんなことをするのかなど、わからないことがありましたらいつでもお気軽に質問して下さい。できる限り不安がないように対応していきたいと考えています。

 

 初心者で入会された方で今回発表会のお知らせのお手紙をお渡ししているのは、今年5月までに入会した方です。6月以降に入会した方は、舞台に出るまでにもう少しピアノに慣れる必要がありますので、来年までお待ち下さいね。

 

 この秋、また数名の新しい仲間たちが誕生しました。お子様も大人の方も皆、音楽って楽しいな、と思えるように一人一人に細かい配慮をしながらレッスンを進めていきます。

 そして、彼らが再来年3月の発表会で初舞台を迎える姿を今から思い浮かべてわくわくしている今日この頃です。