ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

発表会

 昨日無事終了いたしました。

 出演者の皆様、お疲れ様でした。

 また、この会を支えて下さいましたすべての方に心からお礼を申し上げます。

 

 初めて出演したお子さんから大人の方まで、皆、持てる力を振り絞って舞台に上がりました。

 午前中のピアノ調律の後リハーサル、この日のリハーサルには何人か初めて発表会に出る人がいました。レッスン室とあまりに違う広さと響きに驚いたようですが、本番時と同じようにマイクで名前を呼ばれるところから順を追って練習していくと、だんだん慣れてきたようです。本番のステージマナーで失敗した人はいませんでした。

 

 大体練習通りに弾けた人も、今回は悔しい結果になってしまった人も舞台の怖さ、そして楽しさを感じていたことと思います。この発表会を一つのステップにして、また新たな目標に向かって邁進して欲しいと心から願っています。

 

 2台ピアノ部門は今のところ3年に1回開催しています。今回は前回よりもエントリーした人が増えました。長年ピアノを続ける中でいろいろなピアノ協奏曲を聴く機会があって、「あの曲弾いてみたい…」と思っても今まで手が届かなかったと言う人もいました。こうして2台ピアノで弾けば、協奏曲に挑戦することができます。

 今回私は協奏曲6曲、2台ピアノ作品3曲のセカンドピアノ(協奏曲はオーケストラパート)を弾きました。大変でなかったと言えば嘘になるかも知れませんが、弾いていてとても楽しく、終わってしまうのが何とも寂しかった…ピアノはレッスンも練習も一人のことが多いので、多くの方にアンサンブルの楽しさを味わって欲しいと思っています。

 

 皆様にご心配頂いた腰の方は何とか痛みが出ることなく本番の日を迎えることができました。ただ、身体の違和感はずっと続いていて、何と第3部の「ナゼルの夜会」の1曲目を弾き始めた途端に左足がつってしまいました。緊張していたので痛みは感じませんでしたが、左足に力が入らないので左ペダルが使えず、PPの支持があるところを大音量で弾いてしまったりしました…

 

 リハーサル、本番とほとんど出ずっぱりだったので、写真や動画を撮ることが全くできませんでした。来年はどなたかに頼んだ方が良いかも知れませんね。

 もしこのブログをご覧になった方で当日の会場の風景などの写真をお持ちの方、譲って頂けると大変有難いです。