ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

東京札幌鉄道旅 第2日目

 前回の続き。

 

 2日目(9月23日)

 秋田駅前のホテルでゆっくり朝を過ごし、10時50分秋田発の五能線経由「リゾートしらかみ3号」(弘前行き)で出発。五能線はやはり鉄道動画で知って「乗りに行きたい」と思ったのですが、景色が美しいことで有名な路線です。

 

 なるほど、噂に違わぬ見事な景色…海をこんなにゆっくり見たのは久しぶりかも知れません。


 ただ、ここのお天気はとても変わりやすいのか、朝は晴れていたのに午後から雨が降り出し、一番の見どころである千畳敷駅で降りたときにひどく濡れてしまいました。

 雨でヌルヌルの千畳敷

 この列車は快速列車なので、指定券代530円を払えばあとは乗車券だけで乗れます。リゾート列車なので車内で津軽三味線の生演奏があったり、津軽弁の語りが入ったりとイベントがいっぱいで楽しかった。

 お昼は秋田の「関根屋」さんのあわびめし、事前に予約をしておいて、乗車当日秋田駅のホームで受け取りました。あわびのだしがご飯にしみていてとても上品な味でした。

 地元の方によると、この沿線は大嵐や吹雪のときはよく運休になるそうです。海の端ギリギリのところを走るので、風が強いと危険ですね。このブログを書いている今日(10月6日)、北日本は大荒れの天気なのですが、やはり五能線は終日運転を見合わせているそうです。

 

 15時35分、川部着、ここでまた前日乗った奥羽線ロングシートの701系に乗り換えて青森へ。

 

 ここで青森に行ったのは、青森港に保存されている青函連絡船「八甲田丸」を見るためでした。確か小学校2年か3年の頃に初めて東京へ行ったとき、帰りの連絡船が八甲田丸でした。あの時以来50年ぶりにこの船に再会したのです。

 船の中に郵便車が展示されていました。やはり小学生のとき、松山市の同じ学年の小学生とクラスで手紙のやりとりをしたことがありました。そのとき先生が、

「私たちの手紙は青函連絡船に乗って本州へ行き、そして宇高連絡船に乗って松山まで行くのです」

と言ったのを覚えています。そのときに使用していた郵便車なのですね。

 

 翌日はいよいよ青函トンネルをくぐって北海道に戻ります。

 

 次回につづく。