ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

四十九日が終わって

 今月10日、父の四十九日法要をで行いました。8月の葬儀の後、東京に戻った義弟(妹の夫)と姪(妹の長女)が再び合流し、皆で大雨の中栗山町のお寺に向かいました。

 この7週間、長かったのか早かったのかわかりませんでしたが、法要を終えて、何となく気持ちの中で一区切りついたような気がします。もちろん悲しみは消えることはないし、おそらく一生続くものだと思いますが、そろそろ前に向けて走り出さなければなりません。

 父のお骨はまた持って帰ってきました。入院してから亡くなるまで丸一日とあまりにも急だったので、もう少し側に置いておきたいということで全員の意見が一致しました。実家のリビングにある仏壇に小さな骨箱を安置し、大きな骨箱は父が使っていた2階の書斎に遺影とともに安置しました。

 

 法要の後3日間お休みを頂きました。この先のことを母と妹と3人で話し合ったり、まだ終わっていない手続きを引き継いだりしました。あの日父の危篤を知らせるメールで東京から飛んできた妹は、以来50日以上に渡って実家にとどまって膨大な手続きを引き受けてくれました。彼女もいよいよ来週は東京へ帰るので、後を引き継ぐ私は緊張です。

 

 12日水曜日には母が長年お世話になっていた合唱団のコンサートに行って来ました。コンサートを聴くのは父が亡くなって以来初めてでした。美しい響きにとても癒され、固まっていた心が少しずつ溶け出していくような感じがしました。

 

 そして昨日…ようやく我が家の暖房の工事が終わりました。今とにかく品物がないということだったので、果たしていつ来るのだろうかと心配していたのですが、寒くなるのにぎりぎり間に合って良かったです。

 

 いろいろなことが動き出した一週間…明日からまた心機一転頑張ります。