ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

蜂の巣騒動

 我が家は札幌市郊外の山に近いところにあります。こういうところに住んでいて初め気がつかなかったのも迂闊でした。

 最初に気がついたのはうちの向かいの奥さん、いつもうちのまわりに細かく目を配ってくれていて、特にロシアに行っていて長いこと不在になるときなどはしっかり見張っていてくれるという有難ーい存在なのです。

 

 「あれって蜂の巣じゃないの?」

 我が家の玄関先の軒下にグレーのモコモコした直径数センチほどのものがへばりついています。蜂の巣など見たこともなかった私はすっかり混乱…ときは5月の中旬、そういえば我が家の小さな庭にときどき蜂が来ていて、花に水をやるのがとても怖かったときが何度かあったなあ…

 彼女が帰った後、あわててスマホで調べてみました。特に危険なのはスズメバチで、襲われるとかなり重篤な状態になることもあるらしい…巣らしきものに蜂がきているな、と思って見ていたら、みるみるうちに大きくなるのだそうです。大きくなってしまったら素人で駆除するのは危険で、専門家の力を借りた方が良いとも書いてありました(値段もかなり高かった、危険な作業ですから当然ですよね…)。

 

 ちょうどこのとき札幌市はは緊急事態宣言が始まったばかりで、レッスンはすべてオンラインレッスンになっていました。しばらく子供たちが来ないので、まずは様子をみてみようと思いました…

 

 一週間後…変化なし。グレーのモコモコは前のままの大きさです。取ってしまいたいと思いましたが、中に一匹だけ蜂がいることもあるそうで、むやみやたらと壊すと危険なのだそうです(そりゃお家をいきなり壊されたら蜂だって怒りますよね…)

 

 その後も毎日見ていましたが、変化はありませんでした。グレーのモコモコは少しずつはがれてきて、見た目もボロボロになってきました。どうやら巣を作ったけど居ごこちが悪くて出て行ったようです…

 しかし、どんどんボロボロになっていっても、やっぱり中に蜂がいるような気がして撤去には踏み切れない私(小心者だ)…

 

 そして、ついに昨日実家の母に応援を頼み、撤去に踏み切りました。長い箒で壊してみるとモコモコはいとも簡単に地上に落ちました。その跡を雑巾できれいに拭いて、いともあっけなく蜂の巣騒動は終わったのです…

 

 終わった後は」2人ともぐったり…その後、近所に住む叔母の家に頼まれたものを届けに行きました。この日はロシア語のオンラインレッスンがあって、初めは母を送って行ったあと実家で受ける予定だったのですが、母が夕飯の材料を一式叔母の家に忘れたため間に合わなくなり、急遽予定を変更してもう一度家に戻りました。

 私がロシア語のレッスンを受けている間に母がうちの台所で夕飯の支度をし、それをレッスンの後大慌てで実家に運んで、夕飯となりました…

 

 もし、蜂の巣が大きくなっていたりしたら、レッスンの生徒さんに危害が及ぶところでした。自然が豊かなので、やっぱり虫対策にはもっと気を配らなくてはいけないですよね…