ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

アクシデント

 今回のコロナウィルスで初めて取り組んだオンラインレッスンにもようやく少し慣れてきた5月2日、階段で転倒し、左足をかなりひどく打ってしまいました。

 そのときは割とすぐ歩くことができたのですが、時間が経つごとに内出血を起こして腫れあがり、まともに歩くことが不可能に…

 怪我は忘れた頃にやってくるものです。最近「コロナ疲れ」を感じていない人はいないと思うのですが、私もかなり精神的に参っていたのでしょう。教室の通常レッスンをやっていた頃は教室内の消毒に全神経を使い、オンラインレッスンに移行してからは何もかも初めてで必死の毎日でした。私の「コロナ疲れ」はこんなところに来てしまったようです。

 

 ちょうど連休初日、救急以外の病院は6日まで休診です。患部を冷やすと少し痛みが治まりました。しかし、まともに歩くことはできません。骨折しているかと思い、患部をしっかり固定すると少し楽になりました。

 世の中は連休ですが、教室は4月に学校の休校が始まったとき、オンラインレッスンの準備をするために一週間お休みでしたので、オンラインレッスンが毎日ありました。ピアノの練習も普通にできたので、怪我したのが手ではなくて不幸中の幸いだと思いました。

 

 そして、連休明け、病院は激コミだと思ったので、このまま様子を見ることにしました。来週になって病院が少し空いた頃に、あまりにもおかしいようだったら一度行こうと思っています。もし、骨折していてもこのまま固定しておくしかないわけなので、病院にはあまり行きたくないのですが…

 

 怪我をしたことはもちろん不幸なことだったけど、どこかホッとしている部分もあるのです。今まで皆がそうだったと思いますが、考えるのはコロナのことばかりで、いつ感染するのかと毎日ピリピリしていました。身体にどこか痛いところがあると、コロナのことを少し忘れていられるのです。今は自宅とオンラインレッスンをしている白石教室の間をひたすら毎日車で往復する日々…完治するには少し時間がかかると思いますが、再び歩けるようになるころにはコロナも収束していて欲しいと願う毎日です。