札幌音楽家協議会主催、コンサート・コンコルデ「ベートーヴェン生誕250年」、昨日、無事終了いたしました。共演して下さいました方々、ご来聴下さいました方々、その他この会を支えて下さったすべての方々に心からお礼を申し上げます。
ピアノ協奏曲「皇帝」のオーケストラパートを弦楽五重奏に編曲したものでしたので、実際どのように響くのかイメージが湧かず、少し気になっていました。その上、私自身が先月帯状疱疹を発症してしまい、練習がストップしてしまう苦しさも味わいました。
1か月前、帯状疱疹の激痛に耐えながら、果たして間に合うのだろうかと焦っていました。このコンサートの出演者は札幌音楽家協議会の会員の公募で決められます。出演が決まったときは非常に嬉しかったのに、
「応募しなければよかった…」
一時期はそう思うほど絶望的な状態でした。
しかし、年が明けて体調が回復してくると、枯れていた源泉から再び水が湧き出てくるように身体の中からこの曲のイメージが湧いてきました。病気で遅れた分と取り戻そうととにかく必死だったのですが、素晴らしい共演者にも恵まれ、無事に当日を迎えることができました。
本番はとても楽しくて、終わってしまうのがとても寂しかった…今まで演奏してきたのはやはりロシア音楽が多かったのですが、何かこの先ベートーヴェンにハマっていきそうな気配…
頂いたお花は我が家で元気に咲いています…