前回の続き。
翌、10月7日、帰りはバスではなくJR、バスよりかなり高かったのですが、鉄道大好き人間の私はどうしても石北本線を諦めることができませんでした。
ホテルをチェックアウトしてから13時25分北見駅発の特急「大雪4号」まで時間があったので、レンタカーを借りて旧ふるさと銀河線の沿って車を走らせてみました。
北見から少し走ると訓子府、自宅近くのスーパーで「訓子府たまねぎ」の表記を見たことがあります。見渡す限りの玉ねぎ畑…北海道の広さを感じました。
ふるさと銀河線は、池北線と呼ばれていた頃から一度乗ってみたいと思っていたのですが、かなわぬまま廃線となってしまいました。
訓子府駅の跡が小さなレストランがついた休憩所になっていました。
ほんの少しだけかつての線路が残っていました。
本当は陸別まで行ってみようと思ったのだけど、少し時間が足りなかったので、置戸の手前のところで残念ながら引き返しました。
レンタカーを返して、しっかり食事や飲み物を買って北見駅から「大雪4号」旭川行きに乗ります。北海道のJRは現在車内販売が全くなく、停車時間もわずかなので、ここで買いそこなうと旭川まで3時間飢えと渇きに耐えることになります。駅弁もなくなってしまって、とても寂しいですね。
北見駅は昔の駅の面影を感じさせます…
「大雪4号」は13:25北見発、16:19旭川着、途中遠軽でスイッチバックで方向が逆になります。非電化の単線、車内は少しディーゼルの臭いがします。車内はとても空いていて、これでは採算が取れないだろうと思えたのですが、やっぱり行きのバスよりも格段にくつろげました。
16:19旭川着、向かいのホームに札幌行きの特急「ライラック34号」が待っていました。16:30発、札幌着は17:55です。
接続は良いので問題はないのですが、やはり札幌直行だと楽ですね。札幌直通の特急「オホーツク」は北見発朝6時台と夕方6時台にしかありません。
札幌まで1時間25分、こちらはあっという間です。車両はこちらの方が快適ですが、やはり特急「大雪」のディーゼルの臭いのする車両に乗りたくなります…
つかの間の休日でした…次の札幌でのベートーヴェンの「皇帝」に向けて頑張っていきます。(コンサートの情報はチラシができ次第、アップします)