ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

目の検査

 毎年この時期になると滑る道路と格闘する冬道運転にも疲れてきます。特に今年は雪の季節が長く(10月20日、アメリカから帰って来た日に初雪が降り、11月初旬には大雪で飛行機が遅延しました)、早く春が来るかと思ったら、今日また雪…
 私にとっては最も健康に留意すべき時期なのです。椎間板ヘルニアも右手の靭帯の怪我もこの時期でした。やはり冬道運転にほとほと疲れ果てて、神経が散漫になるのでしょう。

 今年は何もないかと思っていたら、2月に入って右目の見え方がどうもおかしい…運転していても対向車のライトがやたらギラギラするし、室内に入ってもピントが合わない感じ…目の中に常にごみが入っているようなゴロゴロ感も抜けません。
 すわ、網膜剥離か?白内障か?強い近視でこれらの病気が出やすいのできちんと検査を受けるように眼科で厳しく言われていました。今年はおそらく復帰してから一番忙しいと思われるほどコンサートが立て込んでいて、これから仕上げなければならない曲は20曲にもなります。ここで入院などという事態になったらトンデモナイことになる。しかも目の手術なんで考えただけでもコワすぎる…
 青くなって眼科に駆け込み、即刻眼底検査…
 結果は大丈夫だったのですが、かなり重症のドライアイで、涙の量が少なくてコンタクトレンズのふちが眼球を傷つけていると言われました。

 やれやれ…今年は目か…

 しかし、点眼だけの治療で済んだのだから良いと思わなければなりません。いつも使っていた点眼薬にもう一種類加わって、発表会の仕上げをしているレッスン中もひっきりなしに点眼することになっています。(すみません…)
 新しい目薬が加わって5日目の今日、少し良くなって、終日コンタクトを使えるようになりました。

 ドライアイはPCやスマホを多く見る人に発生しやすいそうです。私の場合ロシア語のメールや記事を読むのでどうしても時間がかかり、画面を長く見続けることになります。
 ロシア語の記事をあまり読まないようにすればロシア語力は落ちます。また、こういうときに限ってパーヴェル(ネルセシアン)のインタビュー記事が入ってきたりするので、またついつい読んでしまったり…

 私は大活字中毒で、常に文字を読んでいないといられない人なので、眼科の待合室でも必ず何か読んでいます。いつも待合室で目いっぱい活字を追っているので、
 「ナカゾエさーん、あんまり目を使っちゃダメですよー」
 薄暗い診察室内の待合室に連れて行かれたら、そこで爆睡…

 今日はメトネルの練習(まだ暗譜できていない…)発表会で弾くラヴェルのコンチェルトの楽譜を丁寧に見直し、コンサートの原稿を2つ出したらもう限界…(そう言いながらこのブログを更新しているのだが)これ以上目を酷使しないためにももう寝ます…
 お休みなさーい…