毎年夏にカワイ表参道で行われる「ロシアン ピアノスクール」でもおなじみのモスクワ音楽院教授、セルゲイ・ドレンスキーの85才の誕生日を祝って、世界各地で活躍する門下生が協奏曲を弾くコンサートが昨日、モスクワ音楽院の大ホールで行われました。
私が4年前からレッスンを受けているパーヴェル・ネルセシアンもこのコンサートに出演するので、映像が上がってくるのを楽しみにしていたのですが、ロシアのラジオ、オルフェイ(Радио Орфей)が生中継するという情報が入ってきました。
これは聴かねばなるまい…
コンサートの開始はモスクワ時間の3日19時(日本時間4日午前1時)、この日は久しぶりにバレエの稽古に復帰したのでくたくただったのですが、1時までにすべて済ませて、生中継を聴くことにしました。
私が4年前からレッスンを受けているパーヴェル・ネルセシアンもこのコンサートに出演するので、映像が上がってくるのを楽しみにしていたのですが、ロシアのラジオ、オルフェイ(Радио Орфей)が生中継するという情報が入ってきました。
これは聴かねばなるまい…
コンサートの開始はモスクワ時間の3日19時(日本時間4日午前1時)、この日は久しぶりにバレエの稽古に復帰したのでくたくただったのですが、1時までにすべて済ませて、生中継を聴くことにしました。
出演するのは、
アレクサンドル・シュタルクマン、
エカテリーナ・メチェーチナ、
ワディム・ルデンコ、
ニコライ・ルガンスキー(ここまで前半)、
パーヴェル・ネルセシアン、
アンドレイ・ピーサレフ、
デニス・マツーエフ、
門下の中でも最も活躍している7人と言って良いのでしょう。
アレクサンドル・シュタルクマン、
エカテリーナ・メチェーチナ、
ワディム・ルデンコ、
ニコライ・ルガンスキー(ここまで前半)、
パーヴェル・ネルセシアン、
アンドレイ・ピーサレフ、
デニス・マツーエフ、
門下の中でも最も活躍している7人と言って良いのでしょう。
日本時間1時にコンサートが始まって、お祝いの言葉や挨拶が40分くらい続いたあと、演奏が始まりました。
前半ではやはりルガンスキーのプロコフィエフの3番(2、3楽章)が光っていましたね。ルデンコのグリーグ(2、3楽章)も大変に美しかった。
そしてパーヴェル(ネルセシアン)がこの日弾いたのは、10月に私がボストンでレッスンを受けたラヴェルの「左手のための協奏曲」。ボストンで彼がこの曲を弾くと聞いたときは、2001年の「ドレンスキー70才記念コンサート」でもこの曲を弾いているのになぜ同じ曲なのかと思ったのですが、あの時のYouTubeと比べて更に工夫が凝らされ、一味も二味も違ったものになっていました。
あのレッスンのときに言われた「戦争の残酷さ、悲しみ」(この曲はラヴェルが第一次世界大戦で右手を失った友人のために書いたもの)、途中で速くなる部分はテンポが割と遅めで、軍隊が本当に迫ってくるような容赦ない重々しさが感じられました。
前半ではやはりルガンスキーのプロコフィエフの3番(2、3楽章)が光っていましたね。ルデンコのグリーグ(2、3楽章)も大変に美しかった。
そしてパーヴェル(ネルセシアン)がこの日弾いたのは、10月に私がボストンでレッスンを受けたラヴェルの「左手のための協奏曲」。ボストンで彼がこの曲を弾くと聞いたときは、2001年の「ドレンスキー70才記念コンサート」でもこの曲を弾いているのになぜ同じ曲なのかと思ったのですが、あの時のYouTubeと比べて更に工夫が凝らされ、一味も二味も違ったものになっていました。
あのレッスンのときに言われた「戦争の残酷さ、悲しみ」(この曲はラヴェルが第一次世界大戦で右手を失った友人のために書いたもの)、途中で速くなる部分はテンポが割と遅めで、軍隊が本当に迫ってくるような容赦ない重々しさが感じられました。
ラジオ放送だったので合間にアナウンサーの解説が入るのですが、これはほぼわかりました。ボストンで毎日パーヴェルに会っていろいろ話をしていると、よくわからないときは辛いと思ったのですが、やっぱりロシア語も苦労すればわかるようになるものなのですね。こうやってわかれば達成感もあり、また勉強を続けたいと思うものです。