ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

事件その後

 先月 裏の家からピアノの音に対する苦情が発生した藤野教室は 結局全面的に防音工事をやり直すことになりました。やはり苦情が出てしまった以上 中途半端な工事では無理のようで、長年教室のピアノの調律をお願いしている方に防音の専門の方を紹介して頂き、お願いしました。

 今日はいよいよ 東京の本社から音響技術者の方が藤野まで来て、現在のレッスン室の状態をいろいろ調べることに。大方の設計は出来上がっているのですが、オーダーメイドの防音室をもう一つ部屋の中に作るため、もう一度サイズを測り直して、家の設計図もチェック。あと レッスン室の中で100デシベルくらいの大音量の音を鳴らして、(スゴイ音だった!)家の中や外の5つの地点で音の大きさを測るテストも行いました。
 フォルティッシモのピアノの音は90~100デシベルくらいになるそうです。自分が思っている以上に出ているのですね。
 
 テストのあと 結果をみながら設計図をいろいろ手直しして、壁紙や床の色を決め、すべて終わったのは2時間半後。これから作成し、約3週間後に工事となる予定です。工期は約一週間、予想以上の大工事になりそうです。
 
 工事のときはピアノを出してしまうため、7月の藤野教室のレッスン(木、金曜日)は1回お休みになります。正確な工事の時期はまだ決定していませんので、決まり次第お知らせいたします。このため 木曜日レッスンの方は6月は5週目もレッスンがあります。金曜日の方は7月のレッスンが5回あるので、1回お休みして4回になる予定です。