ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

地獄の土曜日

 冬になってから なぜか東京へ行く土曜日は必ず何か起こる…

 一昨日は自分が発表会で弾く曲目のレッスンを受けるため東京へ行く日…今年のプログラムは復帰してから初めてと言って良いハードなプログラムなのです。
 これで自分は発表会前の最終レッスンだと思うと緊張してきて、何と当日の土曜日の朝は2時に目覚めたまま一睡もできなかった…
 レッスンは土曜日の夜7時、それまでに白石教室の午前中のレッスンをして2時40分の飛行機で飛ばなければならない…

 これでは体がもたない…

 焦った私は 起きて何かしたいのをガマンしてひたすらベッドの中で体を休めることに…

 ところが、このとき私は夜中にずっとロードヒーティングが回っていて 何度もブルが家の前を通っていたことを忘れていました。

 何とか起きて練習をし、旅行の準備を整えて外に出てみると…

 えーっ!

 何と家の前はブルがあけて行った40センチほどの雪山が…

 とにかく雪かきをしないと車は出られません。早くしないと遅刻だと思って必死に雪と格闘しても減らない雪の山…
 ようやく出発したのは予定より10分遅れの9:40。

 何とか間に合いたい…

 しかし こういう日に限って道路が思わぬところで大渋滞…結局遅刻…(すみません!)

 午前中のレッスンを終えてヘトヘトの私(何せ2時起床だ)に思わぬ父の一言…

 「空港まで送って行ってやる」
 
 「助かった…」

 結局 車の中で大爆睡し、空港でランチをたっぷり平らげて英気を養い、何とか無事にレッスンを終えたのでした。

 発表会まで3週間…生徒さんも自分も頑張って最後の仕上げをします。