ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

英語 2016年初夏

 4月に今秋アメリカに行く話が浮上して、ロシア語と並行して英語の勉強も始めました。何しろアメリカに行くのは初めての上、学生時代は英語が一番嫌いだったので、短い記事などは何とか読めても話す方は限りなくゼロに近い状態です。
 ロシアへ行くようになってロシア語で散々苦労し、語学は話せなければできるとは言えないと常々思っていましたので、大焦り…しかし、ロシア語と違って英語は習う手段があまりにも多い…教室も至る所にあるし、テレビやラジオの番組も多いのです。
 何を選んだら良いか途方に暮れていると、友人がNHKのラジオ講座「英会話タイムトライアル」という番組を勧めてくれました。これは中学校レヴェルの単語力で英語の瞬発力を鍛えるもので、すぐにテキストを買ってきて始めました。

 昔、私たちが習った英語とは随分変わったものだと思いました。言葉は変わっていくものだと言われているし、その上昔習った英語は読み書きが中心で話し言葉ではなかったのかも知れません。
 日本語を英語に訳すところではロシア語が出てきてしまうこともしばしばでしたが、この方法は私にとても合っているようで、2カ月楽しく聞いていろいろなことを覚えました。

 しかし、インプットすることはできてもアウトプットすることはできないのです。いきなり英語で話しかけられることはやはり恐怖です。
 短期でも良いからどこかに習いに行きたいと思うようになってきました。
 条件は先生がネイティブで、ごく簡単なことであっても英語だけでやりとりできること、ロシアで日本語が一切使えない状態で過ごすことが何度かあって、辛かったけどそれで私のロシア語は飛躍的に上達しました。
 今月中に何とか結論を出すつもりです。

 学生時代にもっと英語をやっておけば、と今頃後悔しても遅い…今の音大生などは語学に対して物凄く貪欲になったと思います。特に優秀な人は皆、早い時期から外国に目が向いています。今考えると自分は頑張っていなかったわけではなかったと思うけど、外国語、特に英語からは逃げていました。しかし、とにかく今からでもやるしかありません。英語によってまた新しい世界が開けるかも知れません。
 現在中高生の教室の生徒さんにはやっぱり英語はしっかりやっておいた方が良いと言っています。