激しい痛みがようやく治まって、少なくとも夜は眠れるようになりました。ピアノの練習も少しずつ始め、やっとハノンやスケールなどの指の練習曲が弾けるようになりました。左足は痺れてほとんど動かすことはできませんが、ピアノが弾けるようになったことで随分精神的に楽になりました。
身体がこんなふうになってしまった今一番気になるのは、5か月半後に控えているパーヴェル・ネルセシアンのマスタークラスです。
昨年12月 マスタークラスを受けたいと連絡した私に対し、彼はすぐに8月恒例の「ロシアン ピアノスクール」の後に行われるマスタークラスの主催者に連絡を取り、私を入れてくれるように頼んでくれました。
これは本当に嬉しく、有難いことだったのですが…
これは本当に嬉しく、有難いことだったのですが…
年が明けて月日がたって行くにつれ、だんだん不安がつのってきました。
モスクワ音楽院の彼のクラスは言うまでもなく、今 彼が講師をつとめるカワイ楽器主催の「ロシアン ピアノスクール」も極めてハイレヴェルであることは聞いています。
モスクワ音楽院の彼のクラスは言うまでもなく、今 彼が講師をつとめるカワイ楽器主催の「ロシアン ピアノスクール」も極めてハイレヴェルであることは聞いています。
果たして私は彼のレッスンについて行けるのだろうか?
これに対して私自身が出した結論は、自分のピアニストとしての今までの経験、踊りの知識(受講曲がプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」なのです)、ロシア語を始めとするロシアの知識をできる限り伸ばし、総動員して8月を迎えよう、というものでした。
この結論は間違っていなかったと思うのですが…
今年に入ってから私は 疲れが限界を超えても練習をやめることができなくなっていました。
そこに例年にない寒さが追い打ちをかけたようです。
このままでは8月までもたない…そう思っても私は疲れ果てた身体で練習、そしてロシア語の勉強をする自分をとめることができませんでした。
そこに例年にない寒さが追い打ちをかけたようです。
このままでは8月までもたない…そう思っても私は疲れ果てた身体で練習、そしてロシア語の勉強をする自分をとめることができませんでした。
その結果が今回のこと…
身体が動かなくなって初めて私はホッと気が抜けました…
腰の専門医である父が出した結論は全治3ヵ月。暖かくなった頃に追い込みを迎えれば充分8月に間に合います。
冷静になって考えてみると、今で良かったのかも知れません。
冷静になって考えてみると、今で良かったのかも知れません。