ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

悪夢

 まさに 地獄のような痛みでした…

 2月20日の昼ごろ 自宅で練習しているといきなり強い腰の痛みが襲ってきました。痛みはどんどん強くなり、歩くことも困難に…
 発表会まで4週間を切ったこの時期にレッスンに穴をあけるわけにはいきません。前に父が置いて行った痛み止めを飲み、何とか運転して白石教室(実家)へ。強い痛みに耐えながら何とかこの日のレッスンを終えました。

 いったい どうなってしまったのか…限りなく混乱している私に対し、腰の専門医である父の対処はいつもにもまして早いものでした。
 まず かかりつけの内科に行って血液検査をし、この腰痛が内科の病気と関係ないかを調べる…これは大丈夫でした。風邪もひいていたのでインフルエンザの検査もしたのですが、こちらも陰性。
 その翌日 整形外科へ行って腰のレントゲン写真を撮った結果 椎間板ヘルニアになっていることが判明しました。さらにMRI検査をして詳しいことを調べる予定なのですが、現在まだ仰向けに寝ることが不可能な状態なので、しばらく安静にしてできるようになってからするそうです。

 この日からトイレに行くのも困難な日々が始まりました。レッスンは椅子に座ったままなので何とか出来ますが、激しい痛みで全身の筋肉が硬直し、10日ほどはピアノの練習ができませんでした。ようやくできるようになったのは29日、練習できれば随分精神的に安定します。
 家事もほとんどできず、母に来てもらったり 実家に泊まり込んだり…

 奇しくも父が一昨年の秋に同じ病を経験し、完治するまでに3ヵ月かかったそうです。(その間父は一日も仕事を休むことはありませんでした)身近に経験者がいることは有難いと心得て、気長に養生するしかありません。

 なお 今のところ手術の予定はありませんので、教室のレッスンはすべて通常どおり行います。発表会の第3部の演奏はできるかぎり弾けるものを選んで1曲でも弾きたいと思っているのですが、まだ未知数の状態です。場合によっては今年の第3部はキャンセルすることもあり得ます。
 このことについては今月11日頃までには結論を出して、またこのブログに書く予定です。