ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

コンディション維持

 実は先週は風邪をひいてしまい、さんざんの体調でレッスンをしていました。久しぶりの本番続きの生活はやはりとてもハードだったようです。まだ来月21日には室内楽の本番も控えています。

 これができなければ 復帰して本格的に活動することは不可能ではないか…

 焦る私に「少しずつ元の生活に戻していけばいいんだから…」と言ってくれるまわりの声は有難いものです。
 3年半もの闘病生活から這い上がって、やっと普通に弾けるようになったのにまた体を壊すことがあっては元も子もありません。

 考えた結果 基本的な生活週間を見直し、無理のないスケジュールをたてるようにしました。
 まず きちんと寝ること…元来 熱中すると寝食忘れるタイプなので、どうしても不眠に陥りがちなのですが、最近は その日のうちはムリでもできれば1時までにはベッドに入るようにしています。
 食事も大事な要素ですよね。私のポイントは 朝できるだけいろいろなものをたっぷり食べること、夜はどうしても時間が不規則になるのですが、早い時間に軽めに食べるのが良いようです。疲れるとよく食事が入らなくなるのですが、リハーサルや長距離移動などでどうしても食事の時間が取れないときでも 食事を抜かないでカロリーメイトくらいは口に入れるように心がけるようになりました。

 毎朝のテクニックの練習もとても大切ですね。復帰したあとは 必ず朝練習をしてからレッスンやリハーサルに行くようにスケジュールを組んでいます。こういう基礎的なテクニックの練習は この先年齢を重ねればもっと大切になってくるのだと思います。

 それとやはりバレエは 私にとって趣味を超えて体のメンテナンスとしての役割も果たしてくれていると感じています。音楽と踊りの関係はとても密なものです。現在のレッスンは週3回ですが、体の続く限り通いたいと思っています。

 家事は最低限…かな…まあしょうがないのかも知れない…できるだけ良い状態で弾いたり教えたりすることを最優先に生活していかなければならないと痛感しています。