ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

タンゴ!

 夜 帰宅するとたいてい録画しておいた「ワールドWaveトゥナイト」(NHK-BS1)を見るのですが、2,3日前この番組の特集でタンゴが取り上げられていました。
 アルゼンチンの首都ブエノスアイレスはタンゴの発祥の地ですが、この街には多くのタンゲリア(プロのダンサーがタンゴを見せるお店)があり、多くの観光客が訪れるのだそうです。

 先日 東京でピアソラの「ル グラン タンゴ」を演奏しました。タンゴ独特の踊りのリズムに強く惹かれてこの曲に取り組んでいた私は 見よう見まねで一人でステップを踏んだりしていましたので、とても興味を持って見ました。

 タンゲリアの舞台上でのダンサーの踊りは素晴らしいものでした。バレエもそうですが、プロのダンサーは体全体が楽器で、音楽を奏でるのですね…特に歌う足の表情が見事…タンゴのリズムの一番の特徴は切れの良いリズム…そして一瞬動きがピタリと止まるところがあるのです。

 一番興味深かったのは、タンゲリアで踊りを見せる前にダンサーが一般のお客さんにタンゴのレッスンをしてくれるところでした。2時間ほどのレッスンでお客さんは皆 タンゴのリズムを自分の体で体験でき、知識を得た分より楽しく舞台上の踊りを観ることができるのだそうです。

 私もやってみたーい!

 バレエを習っていてキャラクターダンスも少しかじったことがあるので、少しはダンスのリズムが体に入っているかな…(自分でそう思っているだけかも…)