緊急事態宣言で急遽すべてのレッスンをオンラインにすることになって、間もなく初めての週末を迎えますが、今回は1年前のときとはかなり様子が違うようです。
最近札幌市だけで毎日何百人と感染者が出ているのですが、今年は公立小、中学校、高校は普通に授業があるようだし、プロ野球などのイベントも制限があっても普通にあるし、そして、そのためか何よりも去年より道路を通る車の数が圧倒的に多いと感じます。
緊急事態宣言中はオンラインレッスンのみにしようと決めていても、学校が普通に授業をしていたり、他の教室が通常レッスンをしているのを見ると、これで良かったのだろうかと迷う気持ちは少なからずありました。特に小さい生徒さんのオンラインレッスンはとても難しく保護者のサポートが必要です。その他、家で音が出せなかったり、オンラインレッスンに必要なネット環境が整わなかったりしてレッスンが受けられない人のことを考えると心が痛みました。しかし、感染者が一向に減らず、学校や職場でのクラスターも多く出るのを見ると、今は全面的にオンラインレッスンにしたことは正しかったのだろうと思います。
教室の中は再びこんな風になってしまいました…
昨年と違うところはマイクを新しくしたこと、そしてモニターは昨年使っていたのが壊れてしまったので、もう少しサイズの大きいものに買い替えました。生徒さんの手の形や手元がよく見えます。
そして、昨年のオンライン期間の最後のほうで買った2台目のカメラ…これで私の手元を映して、弾き方が良く見えるようにして、フロントカメラと切り替えて使っています。ときどき足元も映して、ペダル操作もよく見えるようにしています。
できるだけ工夫をこらして、対面レッスンに近くなるよう、努力していきます。
そして、もう一つとても気になることは、今の時点で今月末までということになっている緊急事態宣言ですが、延長があるのかということ…
4月に入会された初めてピアノを習う生徒さんたちは、せっかく少しレッスンが軌道に乗ってきたのに、無情にも途中で切られる形になってしまいました。
レッスンの中断があまり長くなると、また初めからやり直さなければならないし、場合によってはピアノへの興味を失ってしまう人が出るかも知れません。
種を植えてやっと芽が出たのに全部摘み取ってしまうような虚しさを感じて、やりきれない思いでいます。
来月以降どのようにするかは、一週間後の今月28日前後に再び全員にメールでご連絡いたします。