ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

少しずつ始動…

 5月に骨折した左足も大体回復して、やっと左ペダルが恐怖感なく踏めるようになりました。コロナ禍で世の中が自粛ムードになった3月から自宅で過ごす日が多かったにもかかわらず、自分の勉強についてはほとんど進んでいませんでした。骨折の治療とリハビリは莫大なエネルギーがいるものだったので、あとはコロナ感染対策を考えながら教室のレッスンをするだけが精一杯でした。

 先週、発表会の日時も決まりました(3月14日、札幌芸術の森アリーナ)。今年3月の発表会ではすでにコロナ禍が始まっていて、出演者が少しでも会場にいる時間を短くするために自分の演奏「いろいろな舞曲たち」はカットしました。このプログラムを来年そのまま演奏する予定なので、今、少しずつ思い出しています。

 

 出来上がったら師匠のパーヴェル(ネルセシアン)にオンラインでレッスンをお願いしようと考えています。彼のオンラインレッスンの様子はYouTubeでも公開されています。今まで受けていた対面でのレッスンとは比べられないかも知れませんが、現在はモスクワどころか東京にレッスンに行くのも難しいし、この状況はまだしばらく続きそうですから、何もしないよりはずっと良いはずです。

 

 先週叔母のところで行なったズーム法事も無事成功しました。遠くオーストラリアともズームで繋がり、従兄はとても嬉しそうに見えました。ここしばらくはさまざまな活動の鍵はオンラインになりそうですね。私もいろいろ新しい試みを考えて行きたいと思っています。