ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

夏休みの過ごし方

 例年8月はパーヴェル(ネルセシアン)のレッスンがあり、特に最近は大きなプログラムを準備していたので、とても慌しかったのですが、今年は何もなく、寂しい8月です。ウィルスによって今までの生活がすべてひっくり返ってしまうことなど今まで想像もしていませんでしたので、今はとにかく目の前のことをこなすだけで精一杯の毎日です。

 7月から教室の新しい仲間も増えました。今一番必要なことは教室の消毒、換気を徹底することですが、どこまでやれば感染を防げるという指針は全くないわけで、感染者の数字を見て神経ばかりがすり減り、アレルギーなど身体のあちこちに故障が次々出てきています。

 

 教室は明後日8日から夏休みに入ります。この間に心身共に立て直し、秋に向けて少しでも健康でレッスンできるようにしようと思っています。ピアノのメンテナンスも行い、特にピアノを始めたばかりの生徒さんが(他の方ももちろんですが)きれいな音のピアノでレッスンできるようにしていきます。

 骨折した足のリハビリも大詰めを迎えています。今週はいよいよつま先立ちが始まりました。怪我をしたときはつま先立ちなど考えられなかったので、少しだけ踵を上げられたときは感動に近いものがありました。本当はスポーツクラブに水中歩行をしに行きたいのですが、まだ怖くて復帰できません(プールは大丈夫でも脱衣場が危ないと聞きました)。スポーツクラブでもさまざまな感染対策をしているようですが、やはり教室を開いているのですから、少しでもリスクのあるところへは足を踏み入れないのが正解でしょう。

 

 よってこのお休みは練習と足のリハビリとお墓参り(家から車で1時間弱のところです)で過ぎ去ることになりそうです。外食もせず、買い物は超特急で済ませ、ひっそりと過ごします…