ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

オンラインレッスン一週間

 オンラインレッスンに入って一週間が過ぎました。何もかも初めてで、必死の毎日でした。

 わからないことをいろいろ調べながらレッスンを進めて行きましたが、レッスンに入ってから初めてわかることも数多くありました。生徒さんによって「この人にはよく伝えられた」と思える人もいたし、「ちょっと伝え方がまずかったかな」と思える人もいました。明日から二週目に入りますが、うまくいかなかったところは反省し、どうやったら伝わるか、検討を重ねていきたいと思います。

 

 現在、教室の中はこんな風になっています。f:id:nakazoey:20200427184730j:image

 WiFi環境の関係で、オンラインレッスンはすべて白石教室で行っています。Facetimeの方は右にあるiPadを、スカイプとZoomの方はPCを使っています。どちらも画面が小さいので、ディスプレイを買ってHDMIケーブルで繋ぎ、生徒さんの手や姿勢を大きく映して見ています。

 オンラインレッスンに取り組んでいる多くのピアノの先生が書いている通り、問題はやはり音質ですね。細かいニュアンスが伝わりにくいことはやはりありましたし、タイムラグも頻繁に感じました。特にデータ量の多いスカイプでは、教室のWiFi環境も充分とは言えず、中継器とPCをLANケーブルで直接繋いでみようと考え、ケーブルと変換プラグを注文しました。これらが届くまではスカイプの方はポケットWiFiを使います。(こちらの方かスカイプはよく繋がるようです) 

 

 また、最近よく書かれているZoomのセキュリティについてですが、いろいろ調べながら使っています。具体的にはミーティングにパスワードをかけることと、待機室を有効にすることはしています。この点については新たな方法があれば、常にチェックしていきたいと考えています。

 

 誰も来なくなった白石教室はとても寂しい感じがしたのですが、画面越しに生徒さんの顔を見られれば寂しくないですね。…

 

  しかし、今回オンラインレッスンを受けられなかった生徒さんもいます。来月6日まではお休みですが、問題はその後どうするかです。札幌は今日(27日)も26人の感染者が確認され、危険な状況だと報道されています。来月7日以降学校が再開されれば通常レッスンに戻しますが、緊急事態宣言の期間が延長されたときの対応をどうするかはとても悩ましいどころです。最近よく言われているように自分も感染しているかも知れないと思って振る舞うということであれば、オンラインレッスンを受けられない方のみ教室に呼ぶということは殺人行為に近いものになります。

 このことについては今後の感染者数の推移と緊急事態宣言がどうなるかをみながら慎重に考えていきたいと思います。

 決まりましたらまたこのブログでもお知らせいたします。