ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

無事終了いたしました。

 リサイタル「ロシア音楽の歴史をたずねて」、昨日、無事終了いたしました。
ご来場下さった方々、激励のメールやメッセージを下さった方々、お花やプレゼントを届けて下さった方々、そして、このリサイタルを開催するにあたってお世話になりましたすべての方々に心からお礼を申し上げます。

 前回の札幌でのリサイタルから3年8か月、その間に右手の怪我をいう大きな試練にあい、しばらく左手の曲だけを勉強していた時期がありました。あのときはもうリサイタルはできないだろうと思っていたのですが、結果として私の左手は前よりもものを言うようになり、両手で弾いているときも左手の旋律がよく聞こえるようになりました。今回のリサイタルの本番中も今までとは左手の聞こえ方が全く違っていましたので、人生において無駄なことは何一つないのだと思えます。

 前回のリサイタルのときに2台ピアノのパートナーとして向かいのピアノのところからエールを送り続けてくれた師匠、パーヴェル・ネルセシアンが、遠くモスクワから激励のメールを送ってくれました。練習で体力も気力も使い果たしていたときだったので、彼の一言で気持ちがぐっと前に傾き、本番に向けての心の準備ができました。

 このリサイタルを一つのステップにまた研鑽を積んでいきたいと思います。
 有難うございました。

 今日は、今年に入って初めて一日練習を休んで、後片付けと家事に費やしました。家の中もきれいにして、明日からまた新たな気持ちでレッスンが始められそうです。

 お花はいつも心に活力と安らぎを与えてくれます。(ごく一部ですみません…)

イメージ 1