ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

コンタクトレンズ

 進学や就職をした生徒さんが希望に燃えて新生活の準備をし、スタートさせるこの時期は私にとって大きな健康上の悩みが生じるときです。
 多くの人が悩まされている花粉症です。以前は鼻の症状がほとんどだったのですが、この頃は目に来ることが多いです。コンタクトレンズを使用しているため、目のトラブルは読譜、運転と生活の多方面に影響します。

 2月になると、北海道で頻繁に飛んでいるハンノキの花粉が飛び始めるそうです。それに冬期滑り止めにまく砂が車の重みで砕かれたものが合わさって、悲惨な状況になりました。その上黄砂も…
 不快感を我慢しながら仕事を続けていたら、アレルギーで乾いた目がコンタクトで傷つき、そこに細菌が感染して角膜炎になるという散々なことに…
 コンタクトは一週間禁止で家の中用の眼鏡で恐る恐る外に出ました。とにかくこわい…普段、コンタクト装着時の視力は1.0、眼鏡だと0.2ですから無理もありません。見えないものを無理に見るので目も身体もくたくたに疲れ、ついついタクシーを使ってしまいました。3月半ば、このときのタクシー代のカードの請求書が来て呆然…(しっかりマイルだけはゲットしましたが…)
 こういう非常時のために慌ててもう少し視力の出る眼鏡を作ったのですが、乱視が強いため、運転免許が通る視力まではどうしても到達しません。

 角膜炎は無事完治したのですが、その後も目の不調が続き、3月は眼科に走ること4回、今のとこる角膜は大丈夫ですが、あまり長時間の装用はやはり良くないようなので、必ずケア用品と眼鏡を持ち歩き、外出が一日12時間を超えるときはレンズを外すようにしています。先月の発表会の日も朝8時前から夜11時近くまで外出していたので、午前中のリハーサル時は眼鏡をかけていました。
 以前はレンズを外すのは時差のある外国に行くときの機内だけだったのですが、最近はレンズの装用が長くなるときは国内線の機内でも外すようにしています。
 ただ、頻繁にレンズを外すとどうしても紛失のリスクが高くなりますね。北海道の花粉の季節はあと2ヶ月近くも続くので、その間は目薬を頻繁に使いながら我慢あるのみです…