ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ロシア語ニュースはアマくない…

 ロシアでは毎年5月9日が「戦勝記念日」で、祝日になっています。この日は1945年にナチス・ドイツが連合国に降伏した日で、この国では苦しい独ソ戦に勝利したこの日を盛大に祝います。モスクワの赤の広場をはじめとする各都市の広場では軍事パレードが行われ、年々派手になる模様…
 日本では戦争の番組が増えるのは8月ですが、ロシアでは戦勝記念日を控えた5月の初めです。
 当然、毎朝聴いているロシアTVのニュースも大半がこの戦争のことになっていきます。

 最近はシリア情勢のニュースがかなりの部分を占めているので、毎日聴いていると何となくアタマに入ってきて、一生使わないような軍事用語ばかり覚えています。(それなのに通常のロシア語学習で重要な単語はさっぱりアタマに入らない…なぜだ…)
 戦勝記念日が近づいてニュースの大半が戦争のことになると、ニュースのわかる割合がだんだん増えてきました。モスクワのパレードは毎年見ているので、今年はプーチン大統領やショイグ国防相(この人の発音がロシアの政治家の中で一番わかりづらい…)の挨拶はほとんどわかりました。

 やった…ついにニュースがわかるようになった…

 と喜んだのもつかの間、戦勝記念日を過ぎると、通常のニュースが戻って来て、私のロシア語ニュースの理解率はみるみる落ちていきました…特に最近話題になっているアメリカの機密情報のニュースなどは見るも無残…

 今は授業に行く時間がないので、自分で少しずつでもやっていくしかない。いつものようにテレビの前に辞書を置いて、耳に残った単語を引いては紙に書いています。(これは大抵どこかで聞いたことがあるけれど思い出せない単語)

 メゲずに明日も聴きます…