ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

新年度

 今週からいよいよ新年度が本格始動しました。学校へ行っている人は一学年上がって、新たな気持ちになっていることと思います。

 教室では新小1の人が3人、新中1が2人、特に小学校に入った人はこの先義務教育が9年、長ければ十数年の学校生活の始まりです。まだ4日目ですが、今のところは皆学校が楽しいようで、まずは良いスタートが切れたようです。
 中学校に入った人達はやはり授業や自分まわりのことが小学校とは大きく違うと感じる人が多いようです。制服姿でレッスンに現れると別人のように大人びて見えます。
 これから慣れない環境に少しずつ適応する努力が必要ですね。札幌は4月中はまだ寒い日が多いですので、体調管理にも気をつけなくてはなりません。まずは連休までが勝負、ここまでの期間を乗り切れるとそのあとは大丈夫のようです。

 そして、この時期一番嬉しいのは、受験でお休みしていた人からレッスンに復帰したいと連絡を頂くことです。「やっぱりピアノだけはやめたくない」と思ってくれるのは私にとって本当に幸せなことです。そう思う人が少しでも多くなるように、充実した指導を心がけたいと思っています。

 怪我をした右手は順調に回復しています。ここ1週間でできることがだいぶ増えました。グーが握れるようになった、タオルが絞れるようになった、一度失って初めて手が動くことの有難さを感じるのかも知れません。ピアノの右手の練習もほんの少しずつ増やしています。
 レッスンではどうしても力が入って無理をしてしまうのでまだ右手は使えませんが、左手で補いながら何とかわかりやすく説明できるようにしていきたいと考えています。