ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

一年間有難うございました。

 ついに2014年もあと2時間半ほどとなりました。
 今年はとにかく8月の札幌でのリサイタルを中心に回っていた感じがします。
 いろいろなことがあまりにも大変で、そして強烈だったのと、第2部で2台ピアノのパートナーをつとめてくれたパーヴェル(ネルセシアン)の凄さを肌で感じた私はリサイタルが終わったあと燃え尽きてしまい、そして悩みました。

 自分のような者がこの先演奏を続けていく意味はあるのだろうか…

 病気で手が動かなくなる思いをして、やっとのことで立ち直ってリサイタルができたのに、私はそんなことばかり考えてリサイタル後の4か月を過ごしてしまいました。
 何とか気持ちを建て直そうと来月彼が来日するときにまたレッスンに行くことにしたのですが、準備は思うように進みませんでした。
 ようやく立ち直りのきっかけが見えたのは今月に入ってから、あのリサイタルの成果だと思える演奏依頼をいくつか頂いてからでした。

 気がついてみたら彼にレッスンを受ける曲の他にもやらなければならない曲が山積みになっています…

 このお正月休みは背水の陣を敷いて、何も考えずにひたすらさらっています。

 やっぱり彼にみてもらうのなら自分の最高の状態にしたい…今からできることはすべてやります。

 おかげで大掃除は今年も手抜きですが、もう1月に彼が来る限りきちんとやるのは無理のようです。

 2015年は心機一転、ウツウツと悩まずに突き進む年にしたいですね…

 皆さんもどうか良いお年をお迎え下さい。