ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

ピティナ ピアノフェスティバル

 毎年今の時期に 前年のピティナピアノコンペティションの予選奨励賞以上の入賞者とピアノ検定の優秀者によるコンサートが、KITARA大ホールで開催されています。今回はコンペティションで本選会に残った生徒さんが出演したので、聴きに出かけました。
 このコンサートの出演者の多くは子供たちです。感性も耳もすぐれている時期に世界第一級の音響と言われているKITARA大ホールで弾けることはとても大きな経験になると思います。

 会場に入ってみるとドレスや背広姿の子供たちがいっぱい…皆それぞれ演奏前に懸命に集中しています。先生から最終の注意を受けている子もいます。
 いつも発表会やコンクールで弾いている所と比べて各段に広いKITARA大ホール…皆 いろいろな思いを抱いて舞台を終えたことでしょう。

 いつもながらにうちの生徒さんが弾く時は自分が弾くより緊張します。私にとっても普段のレッスンでは気が付かなかったところに気づくことも多いです。来月の発表会(3月18日)、そして今年のコンクールに向けてどんなふうに指導して行ったら良いか、いろいろ考えます。今の方向で引っ張って行ったら良いと思うときもあるし、ちょっと方向転換をして違う観点から教えて行った方が良いと思えるときもあります。発表会まではあと1ヶ月半しかありませんので、判断は迅速に行わなくてはなりません。

 また この演奏会を聴きに行った生徒さんは皆 KITARA大ホールの舞台に憧れたようです。皆頑張って来年 更に出演者が増えてくれると嬉しいですね。