ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

マスタークラス正式決定

 かねてから希望していたパーヴェル・ネルセシアンのマスタークラスは、先週 日本側の主催者と連絡が取れ、正式に決定しました。今年の8月、場所は東京 八王子市です。

 昨年 3回彼の演奏を聴いてこの人のマスタークラスを受けてみたいと思い、本人にアクセスしたことは12月11日の記事「ロシア語Eメール奮戦記」に書きました。彼から今年日本に行くのは8月と10月という返事を受け、受けるなら早いほうが良いと思い、8月に、と返信しました。
 8月は毎年恒例のカワイ楽器が主催する「ロシアン ピアノ スクール」とその後に八王子でマスタークラスがあると彼は書いて来ていました。まず八王子に問い合わせてみて、難しそうだったらカワイの録音審査を受けてみても良いかな、とのんびり構えていました。

 しかし 私の返信を受け取ったパーヴェルはすぐに八王子の主催者に連絡を取り、私を入れてくれるように頼んでくれました。返信を送った翌日に彼から連絡を受け、私はその速さに舌を巻くと同時に深く感謝しました。
 一番大変なところをすべて彼がやってくれたのです。

 受講曲はプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」からの10の小品、折角彼に聴いてもらえる機会ができたのだから自分が一番数多く弾いていて自信のあるもので勝負したいと思いました。

 ここで問題発生…

 この曲は通して弾くだけで30分以上かかり、1時間のマスタークラスの枠ではとても足りそうもありません。
 最近は八王子も希望者が多く、しかも彼からは1日6人以上は入れないように言われていると聞いて、無理かと思ったのですが、2時間続きで受講できるかどうか聞いてみました。
 結果は「ネルセシアン先生に聞いて下さい」とのこと。

 またメールを書かなければならない…しかも翌日から東京へ行くというスケジュールの中PCの前で奮戦する時間は取れない…私のiPhoneはロシア語も入っているので、とり急ぎ東京でiPhoneから彼に送信しました。

 30分たたないうちに 彼から「OK」の返事が…

 やった!!

 これで準備完了、あとは私が頑張るのみです。