ピアノのある部屋から

ピアニスト、中添由美子がピアノのこと、教室のレッスンのこと、ロシアのこと、その他日々のいろいろを書き綴ります。

プーランク

 教室では今 高校生以上の生徒さんが発表会の曲選びをしています。以前から「この曲がやりたい」と思っていた曲を持ってくる人もいれば、「何か良い曲ないでしょうか?」と言ってくる人も…
 楽譜、CDショップやインターネットなどでピアノ曲を探してみてもあまりにも膨大でどれをピックアップしたら良いかわからないことも多いですよね。
 そんな人にはこちらで「この人に良いんじゃないかな」と思った曲のCDを次のレッスンまでお貸ししています。

 先週 高校生の生徒さんにプーランクチャイコフスキーのCDを貸しました。彼女はすべて聴いて自分で「いいな」と思った曲をiPodに落とし、繰り返し聴いたそうです。そしてプーランクの中から3曲をピックアップしてきました。
 レヴェルも問題ないし、雰囲気もぴったり…やはりいろいろ聴いて自分で「これがいい」と思ったものは、私から見てもとても合っていると思うことが多いですね。
 早速 3曲の中から2曲を選んで決定しました。

 プーランク…モスクワでパーヴェル(ネルセシアン)の弾く「2台のピアノのための協奏曲」を聴いてから今ちょっと気になる作曲家になっていたのですが、自分自身のレパートリーはあまり多くない…実は彼女が選んできた曲も弾いたことがありませんでした。
 まず 自分が勉強しなくてはなりません。
 そう思って帰りの車の中で返って来たCDを聴いていると…

 はまりこんでしまった…
 「ナゼルの夜」や「主題と返送」を弾いてみたくなりました…
 彼女が選んだのは「夜想曲」の第1番と第7番なのですが、これらの曲も何とか時間を見つけて絶対レパートリーに入れます。